よかったー!
いい物語でした。
シャロン・クリーチ作。
この人は、アメリカのニューベリー賞とイギリスのカーネギー賞の両方を受賞した人なんだそうだ。
ふたごの孤児ダラスとフロリダの物語。
酷い孤児院で暮らしているが、何度かもらわれていった里親の家庭でも問題を起こして、孤児院に返されている。
その2人が、ルビーの谷で暮らす老夫婦ティラーとセアリーのもとへ、夏の間だけという条件でもらわれていく。
ティラーとセアリーは、ダラスとフロリダが物を壊したり逃げ出そうとしても、お仕置きをしたりしない。
ダラスとフロリダがいることで、ティラーとセアリーの関係も穏やかになっていく。
フロリダの話を聞き終わったときの、「ホッパーとクランペップとバーガートンの悪がきたちと一戦まじえたい気分なんだよ」というティラーの台詞がいい。
石の下貯金のような繋がりを持ちたいなあ。