2021-01-02 寿司屋のかみさん お客さま控帳 人情深くて、じわーっと心があったかくなる作品でした。 佐川芳枝さん作。 お客さんたちのエピソードもさることながら、自分の無知に気づかされることも多々あった。 まずは、ミヒャエル・エンデのこと。ずっと女の人だと思っていたけど、男の人だって知った。思い込みとは怖いものである。 それから、橋本龍太郎さんのことがこの本を読んで好きになった。読書家だったんだな。 読んでいると、常連さんとのつながりがほのぼのと感じられ、いっしょにお店にいる雰囲気にさせてくれる一冊です。