いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

寿司屋のかみさん お客さま控帳

人情深くて、じわーっと心があったかくなる作品でした。

佐川芳枝さん作。

お客さんたちのエピソードもさることながら、自分の無知に気づかされることも多々あった。

まずは、ミヒャエル・エンデのこと。ずっと女の人だと思っていたけど、男の人だって知った。思い込みとは怖いものである。

それから、橋本龍太郎さんのことがこの本を読んで好きになった。読書家だったんだな。

読んでいると、常連さんとのつながりがほのぼのと感じられ、いっしょにお店にいる雰囲気にさせてくれる一冊です。

 

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