「共感覚」、音を聞いたり文字を見たりすると色も感じてしまう感覚。
いろんな説があるらしいけど、2000人に1人という研究もあるという。
そんな感覚を持ったミアという子が主人公。
おじいちゃんが死んだ時に出会ったネコを飼っている。
おじいちゃんと同じ目をしている。
鳴き声を聞くとオレンジ色が見えるので、マンゴーと名付けた。
3年生の時のイヤな体験から、親友にも家族にも色が見えることを隠している。
でも、耐えきれなくなって13歳になったある日、パパとママに打ち明ける。
そのあとの展開は息つく間もなく読んだ。
仲間にも恵まれ幸せだと思った時に、マンゴーが死んでしまう。
もうあと数ページしかないのにどうなってしまうんだろうと思う。
からっぽになってしまい、さりげなく励ましてくれるロジャーに、私の気持ちなんて誰にもわからないって言おうとして思い出す。
ロジャーも、動物病院で愛犬を亡くしていた。
それに、マンゴーが残してくれていたものにも気付く。