いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

奇跡の猫ビリー

とうとう読み終えた。
とてもよかった。


フレイザーのお母さんである著者の気持ちにとても共感した。
あきらめ、怒り、希望、焦り、またあきらめ。
そんなことの繰り返し。
自閉症児の孤独な子育て。
だれにも認められない仕事に、ビリーが加わってどんなに励まされたか。

ビリーのとった行動は、ぼくらの仕事にも役に立つ。


著者がはらはらと涙するところで、こちらまで涙があふれた。


終わりの方で、メモした言葉。






ビリーが達成したことひとつひとつは奇跡ではなかった。不安なときはフレイザーを落ち着かせ、自分で歩いたりトイレを使ったり本を読んだりするように仕向けた。それらはどれも小さな一歩だった。でもすべてが集まると、少なくともわたしにとっては奇跡にまでなったのだ。