いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

負けんとき 上巻

帰りの電車で読み終えました。


主人公に言って聞かせる浅子のことばに、いつもハッとさせられます。


「あのな、女は賢ければ賢いほど、上手に男と並んで歩くのどす。それが楽や。世間の波や風は、みんな男がかぶってくれますよって。」


「そないに肩肘はらんと。あのな、勝とうとしたらあかんのどす。大阪は勝たへんのが華。相手を勝たしてなんぼが商売どす。けどな、負けへんのどす。絶対自分に負けんと立っとるのどす。」