いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

アスペルガーの館

家族3人で京都へ移動中。
特急の車内です。

フミもやっと枚方で座れました。


買ったままほったらかしにしていた本をようやく読み終えました。
最初に出会ったのは、京都の図書館。
著者が、周りの空気が読めないことに自分自身で気づく場面が印象的でした。
なかなか読む気にならなかったのは、やっぱり仕事絡みの感じがしたから。
でも、読み始めると発達障害のハウツーものとは一味も二味も違った面白さ。
この人の人生ドラマでした。
自身がアスペルガーであり、ダンナさんもアスペルガー。そして、言語聴覚士として支援者の立場にもいる。
厳しい療育をしてきたお母さんから早く独立したいと願っていたこと。
国リハ学院でのハードな勉強。
ダンナさんとの意外な出会い。
一緒に住むことになったいきさつ。
どれもどんな人も味わう人生の一コマです。


最後にダンナさんの文章があるのもいい。
肩肘張らずに読めて、アスペルガーのことがホントに分かる一冊です。