いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

聖夜

すばらしい物語でした。読んでいて、パイプオルガンの音が聞こえてきそうな気がしました。どんな曲かも知らないのに、俺や天野や青木が鍵盤を弾いている姿まで浮かんできました。
どうしてこんなにうまく表現できるのでしょう。

牧師の父を持つ俺が神を信じられなくて、まじめすぎる父との距離がどんどん離れていきます。
しらけた気持ちの俺を変えたのは、男ができて出て行った母が続けていたオルガンでした。
父の告白も意外ですが、母に対する想いががらっと変わるのにもびっくりさせられます。