いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

15歳の東京大空襲

熱烈な軍国少年でなかった著者の、太平洋戦争開戦から終戦までの暮らしぶりが、事実で伝わってきます。3月10日の大空襲までの様子がとても新鮮でした。
圧巻はやっぱり大空襲の場面。住んでいた向島が火の海になり、逃げまどって川までたどり着いたけれど、溺れて死にかけたところを助け上げられました。
50年間誰にも話さなかったそうですが、感情を高ぶらせず一人でも多くの人に語り伝えたい気持ちだそうです。
御上の言うことにすなおには従うまいと改めて思いました。