いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

阪急電車

前から気になっていた本です。なんと有川浩さんの本でした。
宝塚から西宮北口までの今津線の一駅ごとに物語が紡がれていきます。
さっき主人公だったヒトが次の駅からはわき役になります。
一人一人が物語を持って電車に乗り込んでくるのですね。
図書館で見かけた女の子と出会う青年。
招かれた結婚式に白いドレスで出席してきた女。
孫を連れたおばあさん。
彼氏と乗ってきて喧嘩になる彼女。
地方からきて自分のイメージを変えようとしてる大学生。
仁川まで読んで、あれ?もうすぐ駅が終わってしまうなぁ、それにしてはまだまだページ数あるし、違う話が収録されてんかなぁ、目次にはそんなん書いてなかったし、とペラペラめくってみると、本の真ん中へんに答えがありました。
区切りのページがあって「そして、折り返し」とあるのです。
西宮北口まで読んで、後半はまた次回に立ち読みするたのしみを残しておくことにしました。
足もそろそろ痛くなってきましたし。