いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

ワンポイント公開授業

研究部長などというものを仰せつかっているもので、自分で提案して「ワンポイント公開授業」をすることにしました。
2時間目の社会の時間に、冒頭の10分間だけ参観してもらうというものです。
これなら見に来ていただく先生方も、たいそうな自習体制を取らなくてすむからです。

「ご自由に見に来てください」といったにもかかわらず、教室の後ろにいっぱいの先生方が来てくれました。
内容は、都道府県名の暗唱で、関東地方をしました。
「群馬と栃木とどっちがどっちかわからんようになるよね〜」てなことから話し始めて、黒板に7つの県を書き、その県について何でもいいから知っていることを聞きました。
茨城栃木群馬は何にも手が上がりませんでした。「知らんわな〜、行ったことないもんな〜」と流しました。ここで教師の知識をひけらかしては、子どものやる気が失せますので、深入りしないのがコツです。
「じゃあ千葉は」と聞いたら、後ろで見てくれていた先生が手を上げてくれたので、「はい、○○先生」と当てると、「東京ディズニーランド」といってくれました。ありがたいことです。おかげでその後、東京では、「東京タワー」「お台場」「雷門」が出ました。神奈川では、「レインボーブリッジ」と「ベイスターズ」。子どもの目線って、面白いですね。
いよいよ暗唱に移ります。一つずつ黒板けしで消しながら、3回ずつ唱えていきました。
最後に「覚えた人?」と聞くと、ほとんどの子が手を上げてくれて、全員で立って関東地方を唱えておしまい。
心地よい10分間でした。

先生方が出て行かれるときに、「最後まで見てたいな〜」とうれしいことを言ってくれる先生もおられて、ほっとしました。
あとで、「私も関東地方覚えられました」といってくれたり、「5年生のときあんなに反抗していた子らが、ちゃんと前向いてたね」と教えてくれる先生もいて、公開してよかったと思ったことでした。