いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

「消えた夢舞台」

夕刊の記事にぐいぐい引き込まれました。
ある記者さんの書いた「消えた夢舞台」という記事。
「覚悟はしていたが、工事用フェンスのすきまから見えたのは、ただの広大な空き地だった。」という文で始まります。
「私にとって、そこは長年の夢舞台だった。大阪のラジオ局の中継は、東京でアンテナをいっぱいに伸ばしても雑音だらけだったが、手に汗握って聴き入った。」
「東京では、近鉄の野球帽さえ手に入らなかった。」
ぼくは近鉄ファンではありませんが、アンテナをいっぱいに伸ばして雑音だらけの野球中継を聞くファン心理にものすごく共感しました。
すっかり更地になった藤井寺球場も見に行きました。
誰もが近鉄の野球帽をかぶっていたあの優勝のときのような人気が、某球団にもあったらなあと思います。