いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

憲法変わんの、いややな〜

学校の門を出たら「センセ〜」と声をかけられました。午後8時。
暗闇の中から、自転車でこっちへ近づいてくるのは・・・、卒業生のHさんでした。
彼女は、バレーボールでがんばりたくて私学へ進んだ子。決して裕福な家庭ではないので、お母さんもずいぶん悩まれました。
開口一番、「百人一首、めっちゃ役立ってんで〜。」聞けば、学校で百人一首の大会があるとか。「みんないっこも知らんから、上の句聞いてうちが一番に取れんねん」と話してくれます。世界の国を覚えたのもよかったとのこと。これも他の子は知らないけど、うちのクラスだったHさんはたくさん覚えてるので、調べなくてもすぐ分かるとか。社会だけでなく、英語でもイタリーとか出てきて、場所がすぐ分かるのは彼女だけだそうです。「小学校でいろいろ覚えたこと、ホンマに役立ってるわ〜。憲法もいつか役立つやろな。でも、変わるねやろ。変わってほしくないわ〜。せっかく覚えたのに〜」といってくれました。うれしいこといってくれます。
ホンマに役立ったと何回か言ってくれて、別れ際に「だからセンセ、1年生にもいろいろ教えたってや」やって。ハイハイ、分かっちょりますよ〜