いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

百済はなぜ「くだら」

今読んでいる本(大野敏明『日本語と韓国語』)で、長い間の?がとうとう解決しました。
小さいとき通っていた小学校が「南百済小学校」という名前なのですが、どうして「百済」が「くだら」と読むのだろうと不思議でした。普通に読んだら「ひゃくさい」だから、ぼくらは自分達の学校のことを「なんびゃく」と呼んでいました。
この本によると、百済は韓国語では「ペクチェ」と発音するそうです。ではなぜ「くだら」というようになったかといえば、韓国語では「クン」は「大きい、偉大な」という意味で、「ナラ」は「国」という意味だそうです。
昔、百済から日本に来た人たちは自分達の国のことを「偉大な国」という意味で「クンナラ」といったらしい。まだ漢字をよく知らない日本人は「百済」を「クンナラ」と思ったというのです。その「クンナラ」が「くだら」になったというわけ。
へーえ、この年になるまで知りませんでした。
韓国語には、まだまだいっぱい「なーるほど」が隠されていそうですね。
チャングムを見てても、「あれっ、今の日本語と似てる」、と思うところがあるし・・・。