群ようこさんの本。
おだやかで気配りのできる人たちとの、心温まる日常が描かれている物語。
こんな人たちに囲まれて暮らせたらなと思う。
主人公アキコさんの家には、ネコのどすこい兄弟がいて、その2匹に注がれる視線も温かい。
若い頃バーのホステスをしていた喫茶店のママが、しまちゃんに聞かせた指輪の話がじんときた。『パンとスープとネコ日和』と『福も来た』は以前に読んだが、これは第5弾。
3番目と4番目は、まだ読んでいないのでした。
アリッサ・ホリングワース作。
主人公はサミ。アフガニスタンからようやくアメリカにたどりついた難民だ。
持ち物は、リュックひとつだけ。
じじと2人で暮らしている。
じじは、地下鉄の駅前でルバーブ(アフガニスタンの伝統楽器)を弾いてお金を稼いでいた。
ところが、サミの不注意でルバーブが持ち去られてしまう。
学校ではいつもひとりぼっちだったけど、たまたま関わったダンのおかげで、じじのルバーブがネットで売りに出されていることを知る。
その店の場所を調べ取り返しに行くが、700ドルなら売ってやろうと言われる。
期限までに700ドルを集めるために、じじには内緒でサミの取引が始まる。
はじめは、じじにもらったサッカーチームのキーホルダーをピーターのiPodと交換する。
サッカーチームのコーチから紹介された研究者に、アフガニスタンから脱出しトルコギリシャを経てアメリカへ来た体験を話してお金を稼いだりもする。
ラマダン明けのイードのお祝いにルバーブを取り戻してじじをびっくりさせたかったサミだが、ルバーブを弾けなくなったじじはどんどん元気をなくし、じじとサミの気持ちはどんどん離れてしまう。
心の底に押し込めている思い出したくない過去の出来事も、だんだんとサミを追い詰めていく。
もう少しで目標の金額が集まりそうになったとき、独立記念日の花火で、アフガニスタンで父母を失った自爆テロの記憶が蘇り、パニックになる。
はたして、ルバーブは取り戻せるのか。
この世でたった2人になってしまった家族のじじとこころが通じ合えるのか。
アフガニスタンの見方が変わる一冊です。
いやー、今日のサヨナラは気持ちよかったですね。
それまで、取れる時に取れない、チャンスに打てない、が続いていたのに、9回だけは絵に描いたようなサヨナラ劇。
これは、ことによると6連敗後の6連勝ってことも・・・、あるわけないか。
いろんな車両が停まっていて見飽きないのですが、すぐ快速が来てしまいました。
よく見れば、歴史のある駅ですね。