いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

今日もお疲れさま

群ようこさんの本。

おだやかで気配りのできる人たちとの、心温まる日常が描かれている物語。

こんな人たちに囲まれて暮らせたらなと思う。

主人公アキコさんの家には、ネコのどすこい兄弟がいて、その2匹に注がれる視線も温かい。

若い頃バーのホステスをしていた喫茶店のママが、しまちゃんに聞かせた指輪の話がじんときた。『パンとスープとネコ日和』と『福も来た』は以前に読んだが、これは第5弾。

3番目と4番目は、まだ読んでいないのでした。

 

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また、サヨナラ!

息詰まる投手戦でしたね。

小川が打てなくてまた屈辱を味わうのかなと思っていたら、溝脇くんのおかげで同点。

そして10回、三ツ俣くんがサヨナラヒット。

2球で追い込まれてあたま真っ白、とのヒーローインタビューには笑わせられました。

アクエリアスかけたのは、周平かな。

首位ヤクルトに土をつけたのは痛快です。

魔女の猫ウォーム

ジルファ・キートリー・スナイダー作。

主人公はジェシカで、その母がジョイ。

ジョイは、娘のことをジェシーと呼んだりするから、どっちがどっちかこんがらがって分かりにくかった。

拾ったネコを家で育てるが、気味が悪いとひどい言葉を浴びせたり、あっちへ行けと言ったりして、全然可愛がらない。

おまけに、ウォーム(虫)なんていう名前をつけたりする。

それは、ジェシカがネコのことを魔女の使いだと決めつけていたからだ。

最後の最後で、やっと自分の間違いに気づく。

 

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11番目の取引

アリッサ・ホリングワース作。

主人公はサミ。アフガニスタンからようやくアメリカにたどりついた難民だ。

持ち物は、リュックひとつだけ。

じじと2人で暮らしている。

じじは、地下鉄の駅前でルバーブアフガニスタンの伝統楽器)を弾いてお金を稼いでいた。

ところが、サミの不注意でルバーブが持ち去られてしまう。

学校ではいつもひとりぼっちだったけど、たまたま関わったダンのおかげで、じじのルバーブがネットで売りに出されていることを知る。

その店の場所を調べ取り返しに行くが、700ドルなら売ってやろうと言われる。

期限までに700ドルを集めるために、じじには内緒でサミの取引が始まる。

はじめは、じじにもらったサッカーチームのキーホルダーをピーターのiPodと交換する。

サッカーチームのコーチから紹介された研究者に、アフガニスタンから脱出しトルコギリシャを経てアメリカへ来た体験を話してお金を稼いだりもする。

ラマダン明けのイードのお祝いにルバーブを取り戻してじじをびっくりさせたかったサミだが、ルバーブを弾けなくなったじじはどんどん元気をなくし、じじとサミの気持ちはどんどん離れてしまう。

心の底に押し込めている思い出したくない過去の出来事も、だんだんとサミを追い詰めていく。

もう少しで目標の金額が集まりそうになったとき、独立記念日の花火で、アフガニスタンで父母を失った自爆テロの記憶が蘇り、パニックになる。

はたして、ルバーブは取り戻せるのか。

この世でたった2人になってしまった家族のじじとこころが通じ合えるのか。

 

アフガニスタンの見方が変わる一冊です。

 

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サヨナラ

いやー、今日のサヨナラは気持ちよかったですね。

それまで、取れる時に取れない、チャンスに打てない、が続いていたのに、9回だけは絵に描いたようなサヨナラ劇。

これは、ことによると6連敗後の6連勝ってことも・・・、あるわけないか。