いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

ムーミン谷の彗星

トーベ・ヤンソン作。

この本を読もうと思ったのは、ねこが出てくると知ったから。

その子ねこは、はじめの方に出てくる。

そして、最後の方まで出てこない。

作者はねこのことをよく知っている。

おいでと言ったら来なくて、ふんとしたらスリスリしてくる。

登場人物の中で、ねこのことを気にかけているのはスニフ。

ミルクのお皿を階段のところに置いて、毎日来てくれないかなと願っている。

旅から帰って来たらいなかったが、彗星がぶつかるときにはスニフのどうくつまで付いてきた。

それにしても、登場人物がみんなのびのびと自由だ。

 

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5連勝

堂上の走者一掃の2塁打、すっきりしましたねえ。

こんな感覚、久しぶりでした。

ここにきて、みんな打てるようになってきました。

いったいどうしたんでしょう。

借金返済が見えてきました。次の10連戦も楽しみにします。

桜のような僕の恋人

宇山佳佑著。

散髪屋さんの奥さんが借してくれた一冊。

理容師になったばかりの美咲と、カメラマンになる夢を諦めかけていた晴人のラブストーリー。

ひょんなことから付き合い始めたけれど、美咲の病が発覚する。

ファストフォワード症候群。

どんどん老化が進んで行く難病。

美咲は、病気のことを知られたくないために、晴人と会うのをやめてしまう。

美咲の兄と婚約者の綾乃が美咲を看病するが、病状が進行してくると、迷惑をかけたくないので綾乃にももう来ないでと告げてしまう。

晴人も兄も、綾乃もみんなが幸せではなくなってしまう。

なぜきちんと話して乗り切っていかないのかなあと、もどかしかった。

 

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