写真屋さんに行くのは何年ぶりかでした。
今どきこんなネガを焼き増ししないですよねって聞くと、写ルンですはよくありますよって教えられました。
ネガには、ミュウミュウの写真が何枚かありました。
写り込んでる日付があってるなら、3歳か4歳ころです。
ふくよかで元気そうです。
一昨日の土曜日に行きました。
お彼岸だからか、時刻表にない臨時便のバスに乗れました。
霊園までノンストップ。
でも、渋滞のため普通なら45分くらいのところ、1時間かかりました。
お墓に着いて、お供物出している時に気づきました。
お酒、忘れたっ。
嫁さんも、雑巾忘れたっ。
夫婦揃って、いいかげんです。
でも、おじいちゃんとお話ししながら、お墓をきれいにしました。
取って返して、バスと電車を乗り継ぎ、父のお墓へ。
花やお供えも持ってきてるので、一旦家に帰ることなく、ターミナル駅から急行で行きました。
ショートカットしたみたい。
1時間に一本の送迎バスにも、ちょうどいい時間につけました。
昨日買っておいたお花も供えて、墓参りのハシゴが無事終了。
なーんかミュウミュウが、みんながんばりやと励ましてくれているようないいお天気の朝です。
ミュウミュウは、昨日の夜11時30分に亡くなりました。
20歳でした。
最後の最後まで、かしこくて家族思いのネコでした。
息づかいが荒くなって、仕事終わりのアキを呼び寄せてくれました。
嫌がって飲ませられなかったてんかんの薬を、フミの手から飲んでくれました。
苦しい息の中で、家族の話すのを最後まで聞いていました。
歩くことができないのに、体をムクっと起こして、トイレを知らせてくれました。
最後のオシッコもトイレでしました。
お母さんの膝にちょっとだけオシッコがかかって汚して、お母さんをお風呂に入らせてくれました。
明日の病院の段取りなどを話し合ってるのも聞いていました。
明日まできっともってくれるだろうと思っていました。
誰が今晩付き添って寝るか決めている時に下顎呼吸が始まって、みんなに見守られながら、かけられる言葉をたくさんたくさんかけさせてくれながら、こんなにがんばってんでともがきながら、最後の最後まで必死でがんばって眠りにつきました。
もっと生きたかったんだと思います。
もっと生きていてほしかったです。
ミュウミュウ、ほんとにありがとう。
長い間ありがとう。