いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

ぼくが選ぶぼくのいる場所

吉富多美さん作。

心や体に虐待を受けて、それでもしっかりと生き抜いた子のことを虐待サバイバーというそうです。

この物語の主人公つむぎは、虐待サバイバーであり、ヤングケアラーです。

お酒に溺れるお母さんと二人暮らし。

お母さんの彼氏に虐待されますが、転校した学校で理解ある先生とクラスメイトに恵まれます。

いじめにも真っ向から立ち向かうのではなくて、周りの気持ちに細やかに配慮しながら、ピンクシャツデーの取り組みをします。

勇気というのは、その人の中にあるのでなくて、応援する周りの人の力が作り出すというつむぎの感覚が新鮮でした。

 

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