いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

雪の日にライオンを見に行く

志津栄子さん作。

お母さんと二人暮らしの唯人が主人公。

中国で生まれたお父さんは、家族を置いて中国へ帰ってしまい、どこにいるかもわからない。

唯人は、いとこの洋平がいないと何もできない。

学校の先生は、そういうやつがおってもええと言ってくれる。

金沢からアズが引っ越してきた。

クラスに馴染もうとせず、突っ張ってバクハツばかりしている。

アズのことが気になる唯人は、アズについて天王寺動物園に行く。

アズが会いに行ったのはライオン。

雪の中に佇むライオンを見て、帰る場所がないのはお前だけじゃないぞという声を聞いたような気がした。

アズも同じだった。

そして、唯人も父さんは居場所がなかったんだなと気づく。

中国残留邦人だったじいちゃんは、今いるここがふるさとだ、と言ってくれた。

 

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