我孫子武丸さん作。
この人の別の本を読みかけたのですが、貸出期限を過ぎてしまい、こちらを先に読んでしまいました。
ミステリーの人なんですね。
不登校までにはなっていないけど、学校に居場所を見つけられない優希と、彼女の家庭教師としてやってきた歩実(男子大学生)の2人の視点で、交互に物語が進んでいきます。
交通事故で死んだはずのお父さんが時々やってくると歩実に打ち明ける優希。
ナルコレプシー(眠り病)の優希の幻覚だと読者は思わされますが、お父さんは現実に生きて優希に会いにきていたのです。
優希は、お父さんがバンパイアとして生きていてくれればいいと思っています。
果たして、お父さんはバンパイアなのか。
その謎がどう解き明かされるのか、どんどん読まされます。