石井睦美さん作。
主人公は高校生。街から離れた皿山に住んでいる。昔からの手づくりの技法を守る焼き物の集落。
最終バスが早いので、それに乗り遅れると帰れなくなる。
文芸部を覗きに行ったつもりが、弁論部に入部してしまう。
部員は3年生の高橋先輩と植島先輩。
弁論の練習をするわけでもなく、部室に集まっておしゃべりをする。
こういう先輩後輩の関係を、もう一度味わってみたくなった。
最後に伊藤卓也が皿山に訪ねてくる場面もよかった。
皿山にはモデルがあって、それは大分県日田市の小鹿田というところだ。
ぜひ一度、行ってみたい。