ジョディス・クラーク作。
作者は、オーストラリアの人。
あるオーストラリア一家の、4世代にまたがる物語。
世界恐慌の時に、お父さんが亡くなったために、兄弟の一番上の自分が仕事を探しに行くケニーの話から始まり、ウガンダから避難してきたインド人一家の列車から投げ落とされた妹の話。湾岸戦争の頃に36歳でイスラエルに嫁いだフランシスと息子の話へと続く。
最後は、夫婦仲が良くない両親のことで、不安に押しつぶされそうなケニーのひ孫のジィイムズの話で終わる。
それぞれに、困難や苦しみから立ち上がろうとする場面で終わる物語。