マロリー・ブラックマン作。
古い本なんだろうなと思って読んでいたら、作者はぼくよりも若かった。
ジェンマとマイクの独白で、物語は進んでゆく。
ジェンマは父と兄との3人暮らし。
毎日、父と兄が怒鳴り合いの喧嘩をしている。
母のいない寂しさから、お母さんくらいの女の人の新聞記事をスクラップしている。
クラスではひとりぼっち。
転校してきたマイクは、おじいちゃんとおばあちゃんに養われることになって遠い町からやってきた。
お母さんが刑務所に入ってしまったからだ。
そのことをみんなに知られたくなくて、うそをついてしまう。
ジェンマはマイクの秘密を知ってしまい、なんとか仲良くしたいが、気持ちとは反対のことばかりしてしまい、マイクを追い詰めて行く。