ロイド・アリグザンダーさんの本。
中央図書館の地下書庫から出してきてもらって、読みました。
原題をそのまま訳すと、「セバスチャンのすてきな災難」だそうだ。
世間を知り、摂政や権力を傘に着るガマガエル男爵と戦う羽目になるセバスチャンにとっては、ホントに「すてきな」失敗だったのかもしれない。
イザベル王女とも親しくなれましたしね。
ネコのプリトーが最後まで活躍してくれるのもうれしい。
王国のどこにいるか分からないキャプテンが、ニコラスだったなんて、びっくりさせてくれます。さすが、アリグザンダーさん。
ニコラスの次のセリフは、とてもカッコよくてしびれます。
「べつな言い方をすればだ、この公国における正義の執行のために自分の役目を果たすものはーそうとも、自分ではそうと知らなくとも、キャプテンなのだ。わたしはそう言いたいね」