主人公のエディは、ディスレクシアの男の子。
農夫にしかなれないと思っていたエディに、勉強することの楽しさをベルさんは教えてくれる。
能力の低い子だと思っていたお父さんとの関係も読み応えがあった。
学校で左利きを直されそうになった時のお父さんの言葉が、エディにはどれだけうれしかったことか。
いいか、エディ。この世は完璧とはいかない。日々だれもが、それこそいろんな問題にぶつかっている。それはどうしようもないことだ。だがな、これだけは言っておく。今後、相手がだれであろうと、二度とこんなことをさせるな。本人の許しもなく勝手に手出しする権利はだれにもない。わかるな?