2012-01-09 生きてるかい? 帰りの地下鉄の中で読了。南木佳士さんのエッセイです。 「生きてるかい?」というのは誰かに呼びかけているのではなくて、寝たきりの骨と皮だけになった九十何歳かのおばあさんが、「(自分が)生きてるかい?」と看護師さんに尋ねた言葉です。 南木さんが編集者に「よい小説を書くにはどうしたらいいですか」ときいたら、「まじめに生きることです」と言われた話がさりげなく紹介されていました。 だからぼくはこの人の書くものが好きです。