いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

男たちの海

読み応えがありました。ものすごくよかった。
中学1年か2年の時に学校の図書館で見つけて読んだ本です。
表紙の天佑丸の絵がずっと瞼に焼き付いていましたが、ネットの古本屋さんで手に入れたら船の向きが記憶と逆さまでした。
発行年を見ると、初めて読んだときの一年か二年前に発行されています。
今では古典だけど、当時は出たばっかりのを読めてたんだなあとなんだか感慨深いです。
自分の意志でなく乗せられたマグロ延縄漁船の漁師たちのなかで、揉まれて大人になっていく太一の物語です。
作者は、実際にマグロ延縄漁船に乗って三ヶ月間漁をした経験を元に書いているので、迫力があります。