2011-08-02 アブサンの置土産 アブサンを亡くしてから5年たって書かれた本です。 今まで読んだアブサンシリーズの中で一番よかった。作家ならではの表現に舌を巻きました。珠玉の作品といっていい一冊だと思います。 ネコのお腹の毛の柔らかさを思い出させてくれたり、躯の小さなアダチに思いを馳せるくだりなど、宝物をもらったような気持ちになります。 二階で読んでるとニャンちゅうが上がってきて、ニャアと鳴いてとなりにごろんとひっくりかえってくれるのもうれしいことでした。