2010-12-19 いつか、虹の向こうへ よかった本 伊岡瞬著。前の作品より面白かった。 主人公は元刑事。刑事なのに些細な事件に巻き込まれて犯罪者に。 そこから人生の歯車が狂っていく。 飲んだくれて諦めきった毎日なのに、開き直って誰かを守ろうとする気持ちは消えてない。 他人の無実をはらすためにわざわざ危険に飛び込んでしまう。 やくざとやり合う後半はハラハラしながらも痛快。 途中に出てくる「虹の種」を売る人の話は、虹ってきれいなだけじゃないんだと気づかせてくれます。