いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

いつか、虹の向こうへ

伊岡瞬著。前の作品より面白かった。
主人公は元刑事。刑事なのに些細な事件に巻き込まれて犯罪者に。
そこから人生の歯車が狂っていく。
飲んだくれて諦めきった毎日なのに、開き直って誰かを守ろうとする気持ちは消えてない。
他人の無実をはらすためにわざわざ危険に飛び込んでしまう。
やくざとやり合う後半はハラハラしながらも痛快。
途中に出てくる「虹の種」を売る人の話は、虹ってきれいなだけじゃないんだと気づかせてくれます。