ネタ本は『動物回文集』。（石津ちひろ著 河出書房新社）
さて、読めますか。
なつぶたぶつな 夏、ブタぶつな
さんしんへびへんしんさ 三振へび、変身さ
よつたとらふらふらとたつよ 酔ったトラ、ふらふらと立つよ
まくらからくま 枕からクマ
またあのこねこのあたま またあの子ネコの頭
さいさんてうたうたうてんさいさ サイさんて歌うたう天才さ
しにたいたにし 死にたいタニシ
かしあたえこえたあしか 菓子与え、肥えたあしか
いるかあかるい イルカ明るい
きんのはとはのんき 金のハトは呑気
くつごまかしたしかまごつく 靴ごまかしたシカまごつく
きりんねていてねんりき キリン寝ていて念力
めもかわいいわかもめ 目もかわいいわカモメ
だめなからすやすらかなめだ ダメなカラス、安らかな目だ
たつたいまがんがまいたつた たった今ガンが舞い立った
ねたしまへびへましたね 寝たシマヘビ、へましたね
読めましたか？
