いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

ワーキングプア

 夏の大会で報告してくださったU先生に教えていただいて、昨日NHKスペシャル『ワーキングプア』を見ました。
 子ども2人をかかえてパートで働くお母さん。何度も仕事を変えなければなりませんでした。子どもが熱を出し看護のために休んだだけで解雇になったことも。今は、2つの仕事をかけ持ちしています。そうしないと生活がなりたちません。夜子どもを寝かしつけてから仕事へ。帰宅は深夜2時。週末も休みがありません。・・・・こんな家庭も珍しくないとか。
 施設の調理場で働く女性。専門学校への進学が決まっていましたが、家庭の事情で学費が払えず断念。町営施設の調理場で臨時職員として働き始めました。でも、民間委託でパートの身分に。少しでもパートの時給を上げようと資格を取りましたが、会社がアップしてくれたのはたったの10円。
 ほとんど仕事のない町の仕立て屋さん。病気の妻の葬儀代にと絶対に手をつけないでいる100万円のために、生活保護の対象にはなりません。大事そうに手のひらで包んでいる100円の缶詰が「ごちそう」です。
 「自助努力」というけど、それができない人は努力していないのか。
 働きたくても仕事のない人に、どうやって「再チャレンジ」しろというのか。
 働いても働いても豊かにならない社会。努力しても報われない社会。こんなままでいいわけがありません。
 何か自分ができることをしないと、とうずうずします。