いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

ブランの茶色い耳

八束澄子さん作。

保護センターから貰い受けたブラン。

ノラ出身で、なかなかみほたち家族に慣れてくれない。

クローゼットの奥に隠れて震えている。

うちのジャムのようだ。

そんなブランが、無理やり散歩に連れ出そうとした時に逃げてしまった。

きらちゃんやタケルたちと捜索隊を作って探すが、なかなか見つからない、?

 

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ときめきさがし

今日マチ子さん作。

24時間働くことが大好きだった主人公が、気づいたら病院にいて、1年間休養することになる。

その1年間の物語。

ヒマでしょうがなかったり、

ゆっくり夫のために夕飯を作ったり、

ハーブを育ててみたり、

バリバリ働いている人を見て、私だってと思ったり、

昔の友だちに電話してみたり、

一人で滝を見に行ったり、

日向ぼっこしたり、

再検査の結果に怯えたり、

・・・

そして1年間のお休み中に、妊娠が分かるのです。

 

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大正図書館

今日は通院日で、例によって帰りに中央図書館に向かいましたが、なんと第一木曜はお休みでした。

仕方ないので、大正駅で地下鉄からバスに乗り換え大正図書館へ。

 

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区役所の左手の建物が図書館です。

右側の木立の下には、懐かしの千島体育館があります。

 

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大正区らしく、沖縄の本のコーナーがありました。

入り口には、大正区ジオラマも。

渡し船も、ちゃんと作り込んでありました。

 

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ノクツドウライオウ

まずは題名に「うん?」と惹かれ、次に作者が佐藤まどかさんだと知り、借りて読みました。

のっけから、ピンチに立たされます。

主人公の家は、昔から続く老舗の靴屋さん。

11階建のビルと古いビルの間に挟まれた三階建の建物がおうち。

その建物と隣の古いビルを潰して大きなビルを建てようと、土地開発会社の社員がしつこくやってきます。

オーダーメイドの靴屋さんなんて、今時はやらないと言われます。

おまけに跡を継ぐはずだった主人公のお兄ちゃんが急に家出してしまいます。

しかし、マエストロと呼ばれている3代目のお祖父さんは、土地も売らないし、仕事もやめません。

 

さて、題名の「ノクツドウライオウ」のなぞがすぐに解き明かされます。

それは、お店の古い看板に書かれた文字。

上下2段で「靴の往来堂」と右から書かれているのですが、左から読んだ小学生が「ノクツ ドウライオウ」と読んでしまったのです。

 

物語は、その人に合わせて丁寧に作られた靴が、履いた人に幸せをもたらす展開です。

主人公の嫌いだったクラスメイトがマエストロの弟子になり、後継もできそうな予感です。

 

次の一文を書き抜きました。

 

イタリア人はみんな陽気だとか、

歌やサッカーが好きだと思い込んでいたおじいちゃんは、イタリアに実際に住んでみて、それが大いなる誤解だということを思い知った。

ヤコポさんは無口で、歌を口ずさんだことはいちどもなく、サッカーには見向きもせず、いつも仕事をしていた。

 

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