渡辺やよいさん作。
とてもいいエッセイでした。
漫画家として独り立ちし、自分の居場所を作ってから飼い始めたコーギー。
茶色と白だから、名前はびすこに決まり。
そのびすこと過ごした13年間の記録です。
文章のうまさに、展開のうまさに引き込まれます。
漫画家さんだからでしょうか。
やがて足腰が弱くなって、腰が立たなくなったびすこ。
アメリカの会社で車椅子を作ってもらいます。
それをつけて散歩させていると、犬仲間からだけでなく、お年寄りからも声をかけられることが増えたそう。
お互いがんばろうね、と。
いつ発作が起こるかとヒヤヒヤしたのは、うちのジャムと同じ。
それでも、この本を書き終わった時には、まだびすこは健在でした。