村山由佳さん作。
おいしいコーヒーのいれ方 Second Season8巻、通算では18冊目。
出だしの
そして俺は、鋭い刃を肌に押しあてた。
には、びっくりしました。
ショーリが思いあまって・・・、とヒヤッとしました。
そしたら、マスターがトレードマークの髭を剃り落とす場面じゃないですか。
この巻では、マスター、由里子さん、ネアンデルタール原田先輩の順に、それぞれの語りで物語が進んでいきます。
そしてついに、久々にオーストラリアのショーリが登場し、そこから目まぐるしく展開していきます。
今までこう着状態だったのが嘘のように、あれよあれよという間にショーリは日本へ。
後2巻で、どんな結末を迎えるのか。
由里子さんの章の、次の部分を書き写しました。
ただ、今になると思うのだ。
私の人生における目に見えない財産の多くは、じつはあのころ築きあげた失敗の山から生まれたものなのだ、と。