寺地はるなさんの16冊目。
この物語も大阪が舞台。ワイナリーのある月雲市という設定。
モデルはきっと柏原市だろうな。
柏原のあたりを思い描きながら読みました。
主人公は、ワイン農家の跡取りの双子。
姉の光実と弟の歩。
光実の視点で書かれたり、歩の視点で書かれたりする。
祖父の後を継いでブドウを育てていた母が急死して、好きでもないのにワインづくりの仕事につく歩。
光実は、母を手伝って理想のワインづくりを目指す。
経験も熱意も違う2人が、周りの人たちと関わりながら、ワイン農家の未来を作ろうともがいていく。