パトリシア・ハーミス作。
物語の中ごろの、おじいちゃんと2人だけで話す場面がとてもよかった。
主人公のジェレミーには秘密があって、それを新しい学校の友達に知られたくなくって悩んでいた。秘密とは、てんかんがあるということ。
でも、すぐ友達ができた。
一人だけ、いつも意地悪なキャリーは別だったが。
双子のミミとリビーは、マンホールから下水道に入り込んだり、子どもだけで海に泳ぎに行ったりするのにジェレミーを誘う。
秋が深まり、「両親の夕べ」が近づいた頃、ついにジェレミーは、てんかんを起こして倒れてしまう。
そのことを言いふらすキャリーに、みんなが仕返しした。
ジェレミーは、「両親の夕べ」でキャリーがするはずだったスピーチの、代役をしなくてはならなくなる。
テーマは友情について。
おじいちゃんのアドバイスもよかったし、ジェレミーが話したこともとてもよかった。
「ほんとうの友だちとは、友だちに少しくらいかわったところがあっても、気にしないで付き合ってくれるのです」