マルコ・ブルーノさんの2冊目。
作者は、おいかわさちえさん。
写真は、マルコさん。
シベリアン・ハスキー犬のアレックとボニーの物語。
アレックは、川原を彷徨っていた犬ではない。アメリカから業者によって買われてきた犬で、ドッグコンテストで優勝した犬だった。
お金儲けのために飼い主が変わり、人間を信用しなくなっていた。
シベリアン・ハスキーの人気がかげると、使い捨てのようにワンニャンパラダイスという劣悪な環境の施設に入れられた。
ワンニャンパラダイスで病気になった犬や猫のとこれは、読み進むのに苦労した。
2匹は奇跡的に、そこからマルコさんのところにやってきた。
でも、なかなか心を開かない。
たとえ自分の思い通りにならない動物でも、その子のせいではなく人間の扱い方が悪かったのだと考えるのが、マルコさん家族のすごいところだ。
ある時期を越えて、ボニーもアレックも喜怒哀楽を素直に出せるようになる。
その後マルコ家にやってきた多くの犬や猫の良きお母さんになる。
ごく普通の家庭犬になりたいというアレックの夢がマルコさんちで叶った。