いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

がんばっていきまっしょい

いい物語は、何度読んでもいい。(2回しか読んでませんが)

きっと前回も同じところで涙したことだろう。

大野コーチ夫人が悦子にさりげなく交代を告げるところでは、涙があふれた。

あんなに反対してた父が、黙って港に見送りに来ていたのも心に残る。

どうしようもないこんな悲しい場面を描くときにも、この人の文体はカラッとしている。そして、前向きで明るい。 

大変な時でも、不安でたまらない時でも、どん底でも、そんな時だからこそ、がんばっていきまっしょいなのだ。

 

敷村良子作。

 

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