あー、おもしろかった。
オーレ・トシュテンセン著。
著者はノルウェーの大工さん。
大工職人の免許と、職人をまとめる親方の免許の両方を持つ。
学校やビルなど儲かる仕事は大手の企業の仕事だが、個人の家のリフォームはこの人のような個人の工務店の仕事だ。
ペータセン夫妻の屋根裏部屋の改装を手がけた半年余りの記録。
見積もりを作るところから、作業を進めていく様子が週ごとにうまくまとめられている。
専門的なことはわからないが、読んでいて飽きなかったのは、作業の段取りや基本を大切にする誠実さや仕事に対する誇りを感じられたからだろう。
金曜日の仕事終わりには、職人仲間とビールを飲みながら、議論を闘わせたりする。
我が家もお風呂のリフォームを経験し、良い職人さんと出会うことのありがたさを骨身に染みて感じている。