いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

魔法の泉への道

2008年のナーヤの物語と、1985年からのサルヴァの物語が、交互に展開する。
スーダン内戦で家族を失い、砂漠をさまようことになったサルヴァ。
ようやくたどり着いたエチオピアの難民キャンプでは、兵士から威嚇射撃を受け、豪雨のなか川に飛び込むしかなかった。そこにはワニがいた。
ナーヤは水を汲むために1日のほとんどを費やす生活。女の子は学校には行けない。


ケニヤの収容所からアメリカに渡ることになったサルヴァが、やがて故国スーダンのために井戸を掘る活動を始める。
ナーヤの村に井戸を掘った責任者がサルヴァだった。
そこでようやく、サルヴァとナーヤの物語が重なり合う。