いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

隣のアボリジニ

小学校か中学校で習ったのは、白豪主義だったっけ。
豪って字が書きにくくて苦労したなあ。
そのときにはまだ、アボリジニって言葉さえ知らなかった。
二つの文化が出会ったとき、どちらかが優れているととらえると悲劇が起こるんだなあ。
劣っているからなくしてもいいと考えてしまう。
違うから面白いと思えれば、また違った展開にもなっただろう。
政策や時代に翻弄されながら、それらをすり抜けて、したたかに生き抜いてきた人たちがすぐ近くにいる。
特定の偉い人じゃなくて、誰もがみんなそうなんだな。
そう思わせてくれるところが、さすが上橋さん。