2017-10-16 隣のアボリジニ 小学校か中学校で習ったのは、白豪主義だったっけ。 豪って字が書きにくくて苦労したなあ。 そのときにはまだ、アボリジニって言葉さえ知らなかった。 二つの文化が出会ったとき、どちらかが優れているととらえると悲劇が起こるんだなあ。 劣っているからなくしてもいいと考えてしまう。 違うから面白いと思えれば、また違った展開にもなっただろう。 政策や時代に翻弄されながら、それらをすり抜けて、したたかに生き抜いてきた人たちがすぐ近くにいる。 特定の偉い人じゃなくて、誰もがみんなそうなんだな。 そう思わせてくれるところが、さすが上橋さん。