いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

人生相談

金曜日、卒業生の子が来た。
中2のAくん。
前にも来たことがあって、またいつでもおいで、と言っていたので寄ったみたい。
言葉をそのままに受け取るのが、発達障がいのこの子らの特徴です。


玄関のロックを開けに行くと、もう既に入ってきていて、冗談っぽく「人生相談」と笑いながら言っていっしょに支援教室へ行く。
コーヒーを出し、とりとめのない話をしながら、悩みを聞く。
新しいクラスの子からちょっかいをかけられ、しつこいので今日きつくやめてくれと言ったらしい。
この子らは過剰に反応するので、ちょっかいをかけられやすい。
オレが泣いてんのか笑ってるのか分かりにくいから、オモロイらしい、と冷静に分析している。
はじめは無視してんけど、しつこいからな、とも。
小学生時代もそれでよくもめた。
パニック落ち着かせたり、揉め事の解決に向け家庭訪問も度々だった。
中学に行ってかなり改善され、あまり友だちはできないものの、うまくやっていた。
でも、やはりこういうことは起こる。
この子らにとって、世の中は生きにくい。
相手は同じクラスなのに、名前が分からんというのもAくんらしい。
聞き取った内容を紙に書いてやって、来週の欄を作って、まだ続くようだったら、早めに担任の先生に伝えるように言った。
でも、担任に言ってもあいつら隠れてやるからなあ、とこの辺も良く分かっている。
トランポリン跳んで、ちょっとスッキリして帰って行った。
トランポリンにのると、ずいぶん背が伸びたなあと思った。