いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

床屋さんへちょっと

い〜い物語でした。
娘を持つお父さんの悲哀が明るく描かれています。
幾つかの章の連作になっているのですが、だんだん過去に遡って行く構成が、新鮮でした。
娘の香の離婚の時期から始まって、結婚前、高校生のころ、家出した中学生のころ、父宍倉勲の会社に小学校の宿題で取材に来たときのこと、と前章では昔話として語られるエピソードがリアルタイムで再現されて引き込まれます。

最終章では、娘の香が主人公。
ぐっときます。