いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

生活の設計

読み終わりました。
佐川光晴さんの小説。
小説ですが、「わたし」と「わたし」を取り巻く人々はほぼ実際通りなんだそうです。
出版社をやめ屠殺場で働くことにした理由が、読者である「諸君」に延々と語られるというスタイルで話が進んで行きます。
でも、全然飽きない。
著者が「わたし」を一歩退いて見ているからかなあと思いました。

4時になったら息子を保育園に迎えにいかないといけない制限の中で語られるのがまた心地よかったです。