いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

不思議な羅針盤

久しぶりに読んだ梨木香歩さんの本。
借りたままほったらかしにしていましたが、病気で寝ていたおかげで読めました。
この人の書くものが好きなのは「ひっそりとある、という風情が好きなのだった。」という文章に現れているように、目立たない草や小さな生き物、弱い側や嫌われ者の側に軸足をおくスタンスに共感を覚えるからです。
自閉症の人を思いやりたっぷりに描いているところを発見したのが大きな収穫でもありました。