2016-05-21 ドローセルマイアーの人形劇場 一回読んだ本の内容をすっかり忘れて、また読むということがあります。 二回目もワクワクしながら読めるので、ひとつの特技と言っていいかもしれません。 この本も、面白そうだなと手にとって、途中からなんだか読んだことあったなあと、薄々気づきました。 長い文章の中のたった一行が、とってもいいことがあります。 たとえばこんなところ。 エルンストの心の暗闇の中で、小さな泡のようなものがぷつんと生まれた。 とてもいい本でした。