いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

ドローセルマイアーの人形劇場

一回読んだ本の内容をすっかり忘れて、また読むということがあります。
二回目もワクワクしながら読めるので、ひとつの特技と言っていいかもしれません。


この本も、面白そうだなと手にとって、途中からなんだか読んだことあったなあと、薄々気づきました。


長い文章の中のたった一行が、とってもいいことがあります。
たとえばこんなところ。


エルンストの心の暗闇の中で、小さな泡のようなものがぷつんと生まれた。


とてもいい本でした。