いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

猫といっしょにいるだけで



久しぶりに、読み終わるのがもったいなくなる本でした。
見つけた時にはすぐ買えなくて、数日後に買いに行った本。


帰りの電車の中で読み終わりました。
名古屋に着く少し前。


名古屋を過ぎて、解説を読んでたら、ぼくが感じたこととそっくり同じことが書いてあった。こんなこと初めて。
その部分はこんなところ、


目と目が合った。ラムネのガラス瓶のような色の瞳が、私の目をまっすぐ見ていた。
底深い瞳だった。その奥に、ミミの心があるのだろうか。


いつもぼくらが感じてはいても絶対に言葉には表せないことを、こんな風に的確に言い表してくれる作家さんがいたことがほんとにうれしい。