いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

字ばっかりの本

6年の理科に入り込みをした時のことです。
リトマス紙を使った実験でした。
同じグループにいた子が、その子のせいではないのに理科の先生に叱られました。
今までぼくは、付き添っている子にだけ関わって、ほかの子にはあまり声をかけたりしませんでした。
でもこのときばかりはその子があまりに落ち込んでいるのでかわいそうになり、ちょっと励ましてあげたくなりました。
それで、塞翁が馬の話をしました。その場にふさわしくなかったかもしれません。
それなのにその子は興味を示してくれて、三国志にこんな話が出てくるなんて教えてくれます。
そこで、「漫画だけど風雲児っていう歴史ものの本読んでみる?」と聞くと、「字ばっかり詰まっている本が好きやねん」という答え。
びっくりしました。好き勝手なことをして担任の先生を困らせている6年生なのに、こんな答えが返ってくるとは。
「じゃあ日本の歴史だけど、白狐魔記っていう本貸してあげよか〜」ということになりました。
東京Nさんに以前教えていただいた本です。ぼくのお気に入りです。
今度持っていくのが楽しみです。