新十津川物語の2冊目。
川村たかしさん作。
この人は、高校の先生だったそうだ。
主人公のフキは、いじわるな親族の家で家政婦のように働かされていたが、屯田兵の将校から求婚される。
それを断り、幼なじみの豊太郎と結婚することになった。
やがてむすめのあやが生まれる。
極寒の中、豊太郎が馬橇で産婆さんを迎えに行く場面がとても迫力があった。
今年こそ、夜盗虫の被害もなく亜麻が育ったと思ったら、石狩川の大洪水で、義父と義妹を無くしてしまう場面もリアルだった。
北海道に移住して8年経ってもまだ、暮らしが安定しない。