伊勢英子さんの本。
この本では、作者名が漢字になってる。
エッセイかなと思ったら、語り手が男の私小説。
しかも、手紙の形になっている。
この人のこだわりのすごさが伺われる。
パリに行った時の体験をもとにしてるんだなあ。
ルリエールは実在の人なのだろう。
パリを去る時に挨拶に行ったのに、小さな女の子がルリエールの店の窓を覗き込んでいて、結局黙って去ったのがまたこの人らしい。
散りばめられてるバリの絵がとてもすてきです。
表紙の写真は、いせひでこさんなんだろうか。