2016-12-26 沖島へ 船のおっちゃんは、ポケットに手を突っ込んで愛想もクソもない。 観光船ではないから、当たり前か。 乗船券は船の券売機で買い、乗っている間におっちゃんがもぎってくれる。 島への郵便も積み込まれていた。 出航の合図も何もなく走り出す。 波もなく穏やかな琵琶湖を快調に進む。 黒い水鳥が船の進路を避けて、羽ばたいては逃れていく。 やがて、島の景色がはっきりしてきた。 木造の建物は小学校か。 船でたった10分で、別世界にやってきたみたい。